2018年05月21日

かぐや姫の物語

面白いアニメを求めつづける者、山西しげるです。

先週末の金ローでスタジオジブリの高畑勲監督の追悼の意をこめて「かぐや姫の物語」が放送されましたね。



とても美しい映画でした。

おとぎ話でもある竹取物語をあんなに面白く演出するなんて、さすがとしか言いようがありませんね。

この映画の魅力といえばやはり筆で書いたようなタッチの作画ですよね。

かぐや姫が成人の祝いの際走って逃げ出すシーンの勢いや、感情がこみ上げてくるシーンの描写は凄い迫力があります。

またどのシーンもまるで一枚の日本がノ作品をみているような美しさとやわらかさで絵だけでも楽しいです。



また、声優(俳優さんたちの演技もすごい作品にあってて好きですね。

とくに翁役の地井武男さんと媼役の宮本信子がほんとにいい!

あと、かぐや姫の教育係の相模役の高畑淳子さんもいい味出してますよね(笑)



キャラクターとしては、やはりかぐや姫の侍女見習いの女童がかわいいと思いますね♪

オリジナルキャラクターということもあり、かなり自由でインパクトのあるキャラでした。

のほほんとした顔しながら、しっかりかぐや姫をサポートしてくれてまいたね。

それにしても・・・SNSでも話題になりましたが、やはり帝のアゴは最強ですね(笑)

あんなの笑うしかないw

でも、あの帝何気にやさしいですよね。

権力に物を言わして無茶するわけでもないし(抱きついたのは先走りすぎたようですが)、かぐや姫が拒めば一旦は引き下がるし、結構いい男じゃないですか(アゴは置いといて)

それにしても、原作が原作なだけに結局ハッピーエンドとはいきませんね。

でも、最後に涙を流すシーンで「もしかすると記憶に残っているのかな?あるいは忘れていてもかぐや姫の中には何かが残ったのかな?」思わせてくれるところがホントイイオチだなと感じました。

ほんとに高畑監督は素晴らしい方でした。ご冥福を祈ります。

  


Posted by にしげる at 11:16アニメ